Sketch Relay Talk 7人目 原井紗友里(はらいさゆり)さん


前回のゲスト、株式会社70seeds代表 岡山史興さんに引き続き、今回は株式会社OZLinks 原井紗友里さんをゲストにお話を伺いしました!岡山さんと原井さんが出逢われたきっかけはOYATSUで提供されているシーシャ(水タバコ)を岡山さんが吸いに来られたのというのきっかけだそうです笑


なお本イベントに関する詳細は下記記事をご参照ください。

【開催済み】6月のスケッチリレートーク 6/21



今回のリレートークでも多数の質問が参加者の方々から出てきており、今回のレポートでは全ての質疑を取り扱うには膨大すぎる量になってしまいます...。


そこで私、サワリョーなりにキーポイントだなと思った部分をギュッとまとめて、皆さんにお伝えいたします!

「ご縁を大事につながり続けてほしい」

上記の言葉は、原井さんが参加者の皆さん、特に学生の方々へと向けたメッセージとして投げかけられた言葉です。


元々、原井さんが地元ではない八尾での事業をするに至ったキッカケは、八尾の方からの熱いラブコールがあったからというお話しでした。県外での大学生活、そして仕事での中国滞在を含めて富山を8年間離れて帰ってきて、富山のコンサルティング会社1年の勤務をおえた後に「とやま観光創造未来塾」を受講。その中で岩瀬と八尾に魅力を感じているという一文が新聞にたまたま掲載され、それを見つけた八尾の観光関係者の方からFacebookを通じて熱いメッセージを受け取ります。そこに心を惹かれて八尾を訪れ、最初に出会った八尾の方とも意気投合。ここでのご縁を感じて、八尾での事業に至ったという流れです。


また創業まもない頃にテレビ番組「鶴瓶の乾杯」にも出演され、その時に鶴瓶さんとも連絡先を交換された原井さん。開業1周年を迎えたタイミングで記念の花束とお祝いの電話を鶴瓶さん本人からいただき、誰よりもご縁を大切にされている鶴瓶さんから、再度ご縁を大切さを認識されたそうです。


このようにご縁大切にされている原井さんから出てくるご縁を大切に、そして自分の意思も伝えていくことという言葉は、とても重みを感じるお言葉でした。

「そこにニーズはあるのか?」

ご縁も志も大事にする原井さん。ただやはり起業家にして事業家の方だなと感じたのは、常にニーズ、つまりはそれを欲してくれている人はいるのかという点を意識されていることでした。

学生の方々からも「起業したい!」「事業を作りたい!」という相談を受けるようです。相談を受ける中でも、もちろん自身のやりたいことをやるのも大事だけど、ニーズはあるの?と優しく諭すと仰っていました。

現在されている事業や販売されている商品でも、元々考えていなかったものがあり、それらはニーズによって生み出されたというのです。tadasというアパレルブランドも、その一つです。

海外で富山の商品販路拡大のお仕事をされていた時に、たまたま着物を着ていき商品のプレゼンをしたところ、商品はもちろん着物が相手方に大絶賛されたこときっかけに、古民家を買取り、原井さんはアパレル製造の拠点を作られました。

またコロナ禍で観光事業が止まっている中でも、八尾の人たちに貢献したいという思いでマスクを製作し地元の人々へ無償で提供をしたところ、販売して欲しいという声が身近な人から続出。その声を聞いて販売を始めたところ、今ではECを通じて全国中の人に購入されるようになりました。

日頃から周りで関わる方々の反応を機敏に察知しているからこそ、上記のように細やかなニーズを掴めているのでしょうか。

スケッチラボの皆さんと、化学変化を起こしたい

これは、今後スケッチしたいものは何ですか?という問いに対して、お答えいただいた内容になります。

「スケッチしたいものの話、これは必ず話したかった!!!」と、とても食い付いて回答いただけました!現在富山市と共に「凪(なぎ)」という宿泊を運営しており、このコロナ禍でどのように事業を進めていくか頭を悩ませているそうです。

そこでスケッチラボにいる学生研究員や会員の皆さんとの対話を通じて、化学反応を起こせないかと期待されています。

これはぜひスケッチラボで、一緒に利活用を考えるワークショップなどを実践したいですね・・・!

まとめ

今回原井さんにお話しいただいたことは、これからの観光事業、事業のつくり方において、非常に示唆に溢れる内容でした。僕としては、特に「ニーズ」についてのお話を一番興味深く聞かせていただきました。

スケッチラボにおいては皆さんから現状どのようなニーズがあるのか、どのような集まりを期待されていて、どのようなイベントを今後展開していけば良いのか。そんなことを考えながら、今回のリレートークをお聞きしていました。

そんな原井さんからご紹介いただく、次回リレートークのゲストはどなたになるのでしょうか、非常に楽しみですね!

それでは皆さん、またスケッチラボでお会いしましょう!