\まちづくり対話会(テーマ:空き家対策)を開催しました/

市職員がネタとして提供するまちや暮らしのさまざまなデータをもとに、まちづくりを対話するプログラム。
毎月異なるテーマのもと、データを見ながら立場を越えたフラットな「対話」を通じて、”わたしたちのまち” について知り、理解を深め、新しい気づきや発見を得ることを目的としています。
今回は、「空き家対策」をテーマに開催しました!

プログラムレビュー

まちづくり対話会は、世代はもちろん、住んでいる場所やこれまでの経験・知識・スキルも様々の多様な参加者同士で、相手の意見に耳を傾け、質問によって理解を深め、自分の中に新しい考えや価値観を生み出すコミュニケーションである「対話」を通じて、まちづくりを「ジブンゴト化」する場です。

そして、対話のテーマ・ネタ提供のため、今回は富山市居住政策課の職員をゲストにお招きしました!

今回のテーマは「空き家対策」。いつも住んでいる「家」は、普段の生活と切っても切り離せない身近なものであるはずなのに、「まち」に視野を広げて「空き家」と考えると、なぜかタニンゴト化してしまうテーマでもあります。

レクチャー①では、富山市の世帯数や住宅に関するデータをもとに、空き家の現状についてゲストから共有していただきました。これをうけてグループ対話①「空き家、なにが問題?」という問いかけのもと、景観、環境、安全、地価、地域コミュニティなど幅広い視点から、空き家の存在によってどんなこまりごとがありそうか、シェアしていただきました。
居住地域や年齢、住居の形態によって感じ方はさまざまで、多様な方が集まるからこその気づきや発見があったのではないでしょうか。

レクチャー②では、空き家の所有者への意向調査結果のデータや、空き家が発生した際の市の対策が共有され、また、レクチャー①と比べて少し未来に目を向けて、空き家問題は地域・子孫への「未来への責任」であるというメッセージが伝えられました。
グループ対話②では、「空き家に関して自分ができること」をテーマに、家族とできること、地域とできることを共有していただきました。個人の財産である「家」だからこそ、自分たちにしかできないこと、自分たちだからこそできることがあると、前向きにワクワクできそうな対話がされていました!

2回のレクチャー・グループ対話の後には毎回、各グループからおひとりずつ、「どんな対話をしたか、どんな気づきや発見を得たか」を全体に共有いただいています。

「空き家対策」というと、どうしても発生した空き家にどう対応するかという考え方をしてしまいがちですが、むしろ今住んでいる家の未来をどうするのか、という予防の観点から「身近な家族と、まずは話をしてみる」「未来に目を向けて考えてみる」といった対話がなされていたようです。

おわりに

今回の「空き家対策」というテーマは、「まちづくり」という広い視点ではタニンゴトしがちなものでも、自分の生活と重ね合わせることでよりジブンゴト化し、自分たちだからこそできることがある、と感じられた方も多くいらっしゃったのではないでしょうか?

次回は特別編!「みんなでつくる "ちょっといいまち”」

次回のまちづくり対話会は特別編!
テーマは「みんなでつくる "ちょっといいまち”」。
市民共創ワークショップ「とやま未来共創会議」のプレイベントとして開催します。

とやま未来共創会議で大切にしている「対話」「共感」「ありたい姿」「問い」「仲間づくり」といったエッセンスについて、市職員からのレクチャーと対話を通じて触れ、理解を深めます。
また、とやま未来共創会議の過去参加者をお招きするクロストークでは、体験談や感じたことを共有しながら実際の参加・活動イメージをお持ちいただけます。

まちづくり対話会で「まちづくりをジブンゴト化」し、何かやってみたい!と思った方へ。
とやま未来共創会議は、「ジブンゴト」から、みんなで考え、みんなで取り組む「ミンナゴト」を目指す場です。

まちづくりに興味はあるけれど、何から始めていいか分からない。
やりたいことはあるけれど、仲間がいない。
こんな想いをもつみなさんが、一緒に「ちょっといいまち」をつくるためのきっかけの場であるとやま未来共創会議に興味がある方、まずはぜひプレイベントからご参加ください!