「とやまシティラボ」
プロジェクト

ABOUT
”TOYAMA CITY LAB PROJECT”
2020年3月に路面電車の南北接続が完了し、富山市はコンパクトシティとして一つの大きな節目を迎えました。また、時を同じくして発生した新型コロナウイルス禍により、日本だけでなく世界的にこれまでの生活様式の見直しを迫られる事態となりました。この他にも少子高齢化やデジタル化への対応、価値観の多様化、地球温暖化など我々を取り巻く状況は極めて複雑かつ困難な状況にあります。そうした中、富山市は新たな時代への一歩として、2020年度より「とやまシティラボ」プロジェクトを開始しました。
この「とやまシティラボ」プロジェクトは、市域全体を「ラボ=実験室」とみなし、富山市の産学官民が実証や試行を通じて地域課題の解決を図る「未来共創」を推進するためのプロジェクトです。

富山市が進める「未来共創」

富山市の産学官民が、立場を越えて対話を重ねることにより、未来のビジョン(ありたい姿)を共に描き、共有した上で、ビジョンからのバックキャスティング(未来起点の発想法)で地域課題を明確化するとともに、実証・試行を通じて課題解決に取り組み、新たな価値を創造することを指しています。

未来共創拠点施設「Sketch Lab(スケッチラボ)」

Sketch Lab(スケッチラボ)は未来共創の拠点施設として富山市が整備し、2020年9月にオープンしました。コンセプトは「未来を描ける場所。出会える。そして、一歩踏み出せる」です。スケッチラボの運営・企画は若手起業家・経営者と富山市による官民連携組織「とやま未来共創チーム」が担っており、コンセプトに沿った様々な未来共創活動(プログラムやプロジェクト)を実施しています。「出会える」プログラムとしてはビジネス交流会や地元起業家のトークイベントなど、「一歩踏み出す」プログラムとしては、市域全体を「ラボ=実験室」とみなし、多様な主体が地域課題の解決を図る共創プロジェクトなどを行っています。

未来共創の推進体制

未来共創の推進体制

会費について

スケッチラボは富山市の施設です。施設の運営は、維持管理については富山市が、未来共創活動の企画・実施については「とやま未来共創チーム」が担当します。会員の皆さまに納めていただく会費は未来共創活動の必要経費に充てさせていただきます。

Sketch Labの運営方針について

Sketch Labの運営方針について

民間企業の皆様へ

スケッチラボはコワーキング施設として様々な機能を備えていますが、同時に地域の若者のチャレンジや成長を見守り、地域への愛着やシビックプライドを育み、そして地域への定着を促すための交流拠点でもあります。このことから、スケッチラボでは地域の民間企業や経営者の皆さまと若者との交流機会を積極的につくっていきたいと考えています。また、交流から生まれる若者のアイデアをビジネスやまちづくりに生かしていくことで、オープンイノベーションへとつなげていきたいと考えています。
スケッチラボは未来を担う若者がチャレンジしやすいムードを醸成し、トライ&エラーを促すことで、これまでの産業構造の枠を超えた新しい富山の価値創造を目指します。

大学等教育機関・学生の皆様へ

スケッチラボでは行政と民間企業のほか、教育機関やその学生とも連携し、様々な未来共創活動を展開していきたいと考えています。近年、学生が主体的に課題を発見・認識し、それを解決する能力を養うアクティブラーニングが推奨されていますが、「とやまシティラボ」プロジェクトの推進拠点でもあるスケッチラボでは、行政との連携によって、様々な実践フィールドを提供することが可能です。
また、意欲的な学生を「学生研究員」として公募し、スケッチラボの未来共創活動への参加機会を提供します。これにより、地域の企業や経営者、行政職員などとの交流を通じた学生のチャレンジ意欲の向上や更なる成長が期待できます。