〜話し合いを可視化してみよう!〜グラフィックレコーディング講座(基礎編)

グラフィックレコーディングとは

グラフィックレコーディングをご存知でしょうか?
私は名前は知っていましたが、実際にどんなものかと聞かれると明確な答えは持っていませんでした。
今回の講師である山口さんによると、
グラフィック=「視覚による」、レコーディング=「記録する」と言うことができ、
グラフィックレコーディングとは、”目に見てわかるものを使って記録していく”ことと仰います。

グラフィックレコーディングの活用方法は多くあります。

グラフィックレコーディングの活用方法は、対象人数や場によっても変えられます。
【1人での活用方法】自己心境の整理・自己紹介といったノート・プレゼン
【2人での活用方法】相手に伝える・お互いの考えを整理するコミュニケーションツール
【3人以上での活用方法】会議や座談会での話し合いの見える化・活性化ツール

上記のように、人数や場に応じて使うことができます。

またグラレコは〇、△、▢で組み合わせてモノをアイコンで表したり、顔は枠の中に目と口を書くだけでもいいと山口さんは仰います!

文字だけでは表しきれない感情や雰囲気を絵や色で表すことができたら、パッと一目見ることで全体像がわかると話し合いをスムーズに展開することができますよね。

また、話しの流れや関係性なども明確に整理できるため、認識の相違や曖昧な理解を減らすこともできます。

絵が苦手な人には難しいのでは、、と思うかもしれませんが、大丈夫です!上記のような簡単なアイコンを使うだけでも十分にグラレコになるのです。

アイコンに眉や汗・涙などを付け足すことにより十分感情を表すことができます。また全てをグラフィックにする必要はなく、文字で書き表すことも可能です。簡単な絵で人やモノを、さらに色を使い分けるとより伝わりやすくなります。

グラフィックレコーディング体験!

実際に私たちもグラフィックレコーディングを体験してみました✎
「困っていること」または「やってみたいこと」についてのお話しを聞きながら、記録していきました。

グラレコ初体験の私には難しかったです。。

耳と頭と手が常に同時進行で、「あぁ、どうやって書こうかな」と悩んでしまうとそれ以降の話しの内容は何も書けなくなってしまうという負の連鎖に陥ってしまいました…。
「全てを書こうとしない」「綺麗に丁寧にではなく素早く・伝わるを意識」が重要だなと実感しました。

参加者の多くは話しの流れをすっきり”グラレコ”されていて、必要な能力は絵を描く能力だけではなかったようです…。

話しの流れの中で聞きながら理解し、必要な部分を抜き取って書き表していくというのは通訳者や書記と似ているなと感じました。

まとめ

”グラフィックレコーディング”と聞くとあまりイメージがつきませんでしたが、知るにつれて学校の授業などで取り入れてみたら面白くなるだろうなと思いました。

また、社会人においても職種や立場が異なり共通認識を持ちにくい者同士が話し合いを行う際にもグラフィックレコーディングを活用できれば理解が深まりやすくなり、また新たな気付きがありそうだと感じました。
グラフィックレコーディングの練習等を通じて、会員相互の交流が生まれたり、より質の高い対話が行われたり、今後の展開として、とてもポジティブな可能性を抱かせてくれる講座でした。

山口さん、貴重なお時間と楽しい講座ありがとうございました!