Sketch Relay Talk 6人目 岡山史興(おかやま ふみおき)さん
前回のゲスト下村豪徳さん(株式会社 笑農和(えのわ)代表取締役)に引き続き、今回は株式会社70seeds代表の岡山史興さんをゲストにお呼びし、貴重なお話をお伺いしました!
岡山さんは長崎県出身であり、高校時代に「高校生平和大使」としてローマ法王謁見などの経験から「平和」をテーマに様々な活動を始められました。
しかし、大学進学を機に関東に行き、ご自身の活動を友人に紹介すると、ほとんどの方が「すごいね」と、なんとも“他人事”な反応をすることに驚いたそうです。
そこで、一人一人が少しでも当事者意識を持って平和を推進するには?を考えたときに、情報の伝え方に目をつけ、PR会社への就職を決めたそう。
情報の伝え方次第で印象は全く変わる。
自身がPRに関わることで、魅力的な物事をちゃんと魅力的なものとして届けられるように、世の中の見え方をより良くするために、様々なことに取り組まれています。
岡山さんにとって“平和”とは
「暮らしや住む場所に紐ついているものであり、一人一人が目の前で関わっていることを豊かにすること」とのこと。
確かに、平和という言葉だけ聞くと、すごく規模が大きく感じてしまいますが、ありふれた日常や目の前の生活を豊かにするのが本当の意味で平和であることなのかもしれませんね、深い・・。
そんな一人一人が、一人一人の“平和”を自分事として考えるきっかけを70seedsで作っていらっしゃるとのこと。筆者も拝見させていただきましたが、自分の身近なところに平和の種があるということを気づかせてくれる素敵なメディアです。→(https://www.70seeds.jp/)
また岡山さんは現在東京と富山(舟橋村)の2拠点生活をしておられます。
舟橋村の、“子供を大切にする価値観”が中心にあることに惹かれ、移住を決めたとのことです。
最近は地域を支える地盤として「農業」にも力を入れ、「農業」×「子育て」で舟橋村のブランディングにも取り組まれています。
聞いてみて面白かったのは舟橋村には特筆するような子育て支援制度のようなものがないということ。
他の場所との違いは村人の意識だけで、子供を中心に生活を営み、それが村全体の共通認識になっているとのことです。そんな些細な意識の違いで文化そのものが形成されているというのも、すごい事ですよね。
平和もそうですが、結局自分の目の前の幸せを“自分ごと”として追求する姿勢や意識が大切なのだと考えさせられますね。
最後に、運営からスケッチラボに掛け合わせた質問。
「岡山さんが、これからスケッチしたいことは?」
とお伺いすると
「自分の後ろ姿をスケッチしていかなければなぁ。大人が楽しそうにしていることが一番の子育てなので。」
と岡山さん。
カッコ良すぎます・・・。
ご自身の身の回りの平和、世界の平和を心の底から思っているからこそ出る言葉なのだろうなあ、と感動を覚えさせていただきました!
富山にこんな素敵な想いを持った方がいるのだと、誇らしく、嬉しくなった筆者でした!
岡山さん、素敵なご講演本当にありがとうございました!
さて、そんな岡山さんの次のバトンは一体どなたに渡されるのでしょうか??
今後のリレートークもお楽しみに〜!