「スケッチリレートーク」は、Sketch Labで開催される毎月のリレートークプログラムです。前回のゲスト、坂本斗志さん（株式会社ライフエンターテイメント ）にご紹介いただき、今回はゲストに株式会社ガネーシャ代表 本田大輝さんにお越しいただきました。


以下は本イベントのレビューとなります。

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イベント概要については以下の記事をご参照ください。
https://sketch.lab.city.toyama.toyama.jp/event/98
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本田大輝さんは、焼肉ハウス大将軍を運営する3代目として現在、株式会社ガネーシャの代表を勤めていらっしゃいます。大将軍、SHOGUN BURGER、SHOGUN PIZZAを含めて5業態で飲食を中心に事業をされています。「出る杭であろう」というスローガンを掲げており、非常にユニークな形で事業を展開されています。

今回はそんな本田さんへ、これまでの事業を行う中で経験されてきた失敗や出会い、そして大事にされていることなどを伺いました。

創業から28年目に起きた失敗だったと本田さんは語りました。
3代目として代表へと就任した直後の会社・事業としても立て直し期で、売り上げが上がっている中で、人手が足りない中で走り続けた結果として起きるべくして起きた。正直、火事なんて起こらないと思っていた。そのように当時を振り返られました。

ただ当時は安全対策やメンテナンスに気を配る心の余裕も金銭的な余裕もなく、ギリギリな状態で事業を行っていたという状況があり、この失敗をきっかけに2度と同じことは繰り返してはならない。今では経営理念に入れるくらいに「安全」を重要な要素になった、と力強く仰っています。

事業を行っている上で、ターニングポイントになった出会いがあったと本田さんは語りました。株式会社TOYAMATO 代表取締役 青井茂さんとの出会いが転換点になったとのことです。

事業を行っていく上で必要になる製作物やロゴの1つ1つに意味やストーリーが考えられており、それが人を巻き込むという厳選になっていることを気付かされたという点です。

その影響を受けてから、ロゴやクリエイティブといった製作物への投資を惜しまなくなった。

・アウトーブランディングとインナーブランディング
また対外的なブランディングだけでなく、企業内においてもインナーブランディングを図る上で、教育はしっかりと行うという方針で活動をされています。

特に事業を引き継いだ当初は、元々の方針と異なる部分があり、内部でも色々とあったと伺いました。ただその中でも料理の品質はそのままに、より良い体験をお客様へ提供したいという思いから、接客やオペレーション、価格改定といった改革を断行しました。

会社のビジョンやミッションもただ押し付けるのではなく、働いている人の一人一人が自分の言葉で語れるようになるまで対話や議論を続ける。このような形で、企業としての、経営者としての考えを浸透されているようです。

・コラボについて
また飲食店には珍しく、他企業やブランドとのコラボレーションを多数されており、互いにストーリーに＋αとなる部分、新規の顧客層を獲得するという狙いがあると仰います。

またコラボの相手としては、自分たちが最高と思えるような相手とコラボする、という基準を設けている。そこは定量的・理論的な話で考えると全く面白いものが生まれないため、感情的・アートの部分で判断をされる。

「富山って面白い！！！」と、5年後には言ってもらえるようになりたい。

これからスケッチしたいことを尋ねると、上記のような回答が返ってきました。SHOGUN PIZZAは世界展開を目論んでおり、SHOGUN BUGERは日本全国への展開を狙っているという本田代表。

また新たな業態・業種への事業展開も考えていらっしゃり、あらゆる角度から事業を進めた結果として、上記のように「富山、面白いな〜！」といって貰えるようになることが目標だと仰っていました。

「もっと働こう！」

昨今の働き方改革という仕組みの変革もいいけど、「意識」を改革しないといけないという問題提起をいただきました。これだけ色々な事業をできているのもの、常に考えながら仕事をしているのはもちろん、膨大な時間を仕事に割り当てているからだからこそできることもあるんだと仰います。

働き方の意識を変えて生産性を上げて、その上で結果を出していけば、やりたいことはいつか実現できる！インスタに投稿するよりも、まずは働こう！

このようなメッセージを、若者へ向けていただきました。

次回のリレートークのゲストは本田さんにご紹介いただいた方をゲストとしてお招きいただきます。
お楽しみにお待ちください！