Sketch Relay Talk 8人目 坂本斗志(さかもと とし)さん

前回のゲスト、株式会社OZLinks代表取締役社長 原井紗友里さんに引き続き、今回は株式会社ライフエンターテイメント代表取締役の坂本斗志さんをゲストに迎え、お話をお伺いしました!

22歳まではアメリカマイナーリーグなどで野球選手として活躍しておられた坂本さん。
2013年4月(23歳)の時に北陸初のストレッチと体幹トレーニング事門店「バーフェクトストレッチ」を開業されました。今回の坂本さんのトークテーマは、「成功体験と失敗研究」。現在に至るまでの多数の挑戦を重ねて、ご自身の経験を基に構築された理論は、説得力があり、大変興味深いものでした。

当日、運営スタッフとして参加した私伊藤が、「これは大事だ」と感じたポイントを以下にまとめました!

みなさん、「失敗」と聞いて連想するものは何ですか?
私は「怖い」でした。
皆さんも「失敗したらどうしよう」とか「失敗したくない」と考え恐怖に苛まれてしまうことがあるのではないでしょうか。
何かを為そうとしたときに、避けて通ることができない「失敗することへの恐怖」。
どう向き合っていけばいいのでしょうか?

坂本さんが恐怖を感じながらもリスクを取れるのは、「『欲』が強いから」と言います。
確かに、欲があるから挑戦しますよね。
負けることに恐れていたら試合などできません。
負けることで学び、修正し、リトライするから勝てた時の喜びを噛みしめることができるはずです。
そう考えると「スポーツも人生における挑戦も一緒か!」と納得しました。

恐怖との同居は…
「小さな挑戦から少しずつ耐性を付け、恐怖に慣れる経験を意図的に積むこと」とのこと。
そのために、明確な目的が重要になります。
「明確な目的設定には3つの重要なポイントがある」と坂本さんは仰られました。
①”people”want  ⇒ 人々が本気で欲しいと思うか?
②want”people”  ⇒ 人々をほしいと思うか?人々の力が必要か?
③“I”want    ⇒ 私が本気でほしいと思うか?
この3点が合致するところを目的に設定するとうまくいくといいます。
目的を明確にしたうえで、目標(戦略)と手段(戦術)を決めることで自分がやるべきことがはっきりしてくるということです。
チャレンジするサイクルを回す経験を貪欲に積み上げていく中で自分が思う“成功”にたどり着けるのかなと思いました。
そう考えると、坂本さんが思う“成功“って何かをお聞きしたかったです…!

毎回ゲストに必ずお伺いするこの質問。
「今後スケッチしていきたいことは?」を、坂本さんにも聞いてみました。
「よりたくさんのお客様と出会い、失敗と成功の事例を集めシステム開発をし、生活や健康をよりよくすること」と坂本さん。
目的はどんどん大きくなっていっていいもの。
目的を大きくしていくためにそれに見合った目標と手段を選んでいくことがやはり大事になりますね。

“目的がしっかり定まっていれば、失敗は失敗ではなく教訓や経験となる“
今回のお話しの中で一番心に残った言葉です。
失敗を恐れて逃げてきた私にとっては、もっと頑張ってみようと思える、勇気の出る言葉でした。
失敗から逃げるのではなく、失敗を知り同じ失敗を繰り返さないようにしてくためにも目的を常に明確にしながら挑戦していくべきだと感じました。
学生や若い世代、特に、未来に向かって一歩踏み出そうとする人にとって、「挑戦」と「失敗」を繰り返して学んでいける場所がSketchLabであり、仲間と高め合える空間になってほしいと感じました。