スケッチラボを利用する方々へのインタビューシリーズです。 今回は共創研究員の石黒さんにお話を伺いました。

聞き手:
現在、どのようなお仕事をされているのか伺ってもよろしいでしょうか?

石黒さん:
広告代理店で、広告企画やイベントの実施等を行っています。
会社での仕事を通して、なんらかのかたちで市民のみなさまに貢献できればと思っています。

聞き手:
スケッチラボに関わっていただく様になった、きっかけはどんなところにあったのでしょうか?

石黒さん:
転職し、北海道から富山へ戻ってきたばかりの頃になりますが、会社の仕事で、富山市役所を取材した際に、ちょうどスケッチラボの立ち上げの話を伺い、興味を持ちました。

もともと大学では地域活性化をテーマに研究を行っていたこともありましたし、北海道から、富山県に戻ってきたばかりだったので、新しい人脈を作れたら良いなと思ったことからです。

聞き手:
なるほど。それで、新しいつながりはできましたか?

石黒さん:
はい。普段の仕事では接する機会が少ない方々とも、つながることができました。
ここでの活動を通して、たくさんの学びもありました。

聞き手:
それは、どのような学びなのでしょうか?

石黒さん:
「ありたい姿からのバックキャスティング」という考え方を学べたことが大きいです。
自分自身を振り返ると、大学卒業時にやりたいことはあったのですが、成り行きに身を委ねてしまったところが多く、場当たり的な積み上げ方式で、自分の人生ってズレていったなと。。。
スケッチラボで学んだことで、自分のありたい姿とのギャップを肯定的にとらえ、問い直しアクションしてくか、が重要であることに改めて気づきました。

また、スケッチラボに来ると、とても前向きな気持ちになれます。
自分はどうしても物事をネガティブに捉えがちで、例えば市民活動とビジネスって本当に結びつくのか?とか。漠然とこのままだとマズいのでは?とか。

必要以上に考えてしまうところがあったりするのですが、スケッチラボで活動するみなさんは、課題に対しての見方や捉え方がとてもポジティブなんですね。

今まで自分の考え方でしか物事を見られなかったのが、みなさんとつながり学ぶことで、ポジティブかつ多様な視点で物事を見ることが出来るようになれたし、自分自身についても改めてありたい姿を思い描くことが出来るようになりました。

本当にいい場所ですよ。

聞き手:
ありたい姿に向かって、これからやっていきたいことってありますか?

石黒さん:
いろいろな地域のことを知っていることが、地域課題を解決につながるのではないかと思いますので、富山県以外の地域のこともつながり、学ぶことで多くの地域課題の解決に繋げていきたいと思います。

聞き手:
最後になりますが、石黒さんにとって、スケッチラボってどんなところでしょうか?

石黒さん:
自分らしく、いられる場所ですね。
ここでの活動を通して、自己肯定感が向上しました。またスケッチラボでの活動と今の仕事との相性が良く相互作用がはたらき、活動の成果に繋がっているように思います。この場所は失敗することも許容しアウトプットの機会を与えてくれる、自分が成長出来る場所だと思います。

聞き手:
本日はお話をいただき、ありがとうございました。

石黒さん(共創研究員)
富山県出身。北海道での仕事を経て2020年に富山へUターン。広告代理店に勤務。